比ガ里荘便り(3?)

2011/07/27

・平野台はカナカナカナが大盛況だった。しかし、カナカナカナのつぎはもうツクツクホウシではないかしら? 山は平地よりいち早く秋の準備に入っているのか。それとも、カナカナカナとワシワシワシは棲み分けているのか。
・たぶん、カヤクグリの姿を見た。朝の散歩のとき、ヒーヒーヒーという単調で虫のような鳴き声が聞こえてきた。そのあと、2度3度、雀ほどの小鳥が姿を現した。赤茶色で雀より大きいものと、雀より小柄で地味な色をしているものとがペアだったようだ。まるで蝶々のような飛び方をする。
・おなじ朝の散歩のとき、足元から雉の雌が飛び立った。ピッピはしばらくその場から動こうとしなかった。
・草刈りをしたあと、ちかくの「山みず木」というけっこう有名な旅館の露天風呂に行った。すぐ脇をごうごうと川が流れているすっぽんぽんの露天風呂には誰もいず、完全な貸し切り状態だった。平日というのはそんなものなのか、それとも相変わらず景気はよくないのか。
 併設されている「 喫茶井野屋 」でわき水を使っているというコーヒーを頼んだ。風呂上がりで冷房も効いていないところだったが、じつに旨かった。コーヒーを飲んだあとのお冷やはもっと旨かった。
・草刈りを始めようとエンジンを始動したら、草刈り機の部品がはずれているのに気づいた。そのままでは草刈りができないし、かといって中止しようのもガソリンがなくなるまでは待たなくてはならない。あれこれ仕組みを考えているうちに、手動で動かせるのが分かり、それから約一時間、片手でハンドルを持ち、片手でアクセルの役目をしている番線をもって草刈りを終わらせた。自分もまた泥縄式応急措置が得意な日本人のひとりだと証明できた。
・山小屋の晩飯は、例によってホットモットのお弁当。今回はうな重690円也。いつもの海苔弁当より400円も高かったが、まずまず満足できた。
・Fからのメールで、Fとsがイトコ同士なのを想い出した。40年もたつと、なにがなんだか分からなくなりだす。
・ガロの食欲がだいぶ落ちてきた。さてさて。