2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ザックさん、よかったね。

GFへ 昨夜は、「決勝ぐらい応援しよう」と早くに寝たが、目を覚ましたのは午前4時過ぎ、「李が決勝ゴール」と携帯に出ていたけど疎くて、それが日本なのかオーストラリアなのかが分からずに起き出して、ニュースが始まるのを待った。今晩のスポーツニュー…

アジアの人間と自然が、すべての高等宗教と思想を生んだ

GFへ 堀田善衞『上海にて』を読みはじめたのだが、31ページでピタッと止まってしまった。 「戦争と哲学」という章だ。そこで筆者は以下のようなものすごいことを言っている。(ほかの者にとっては常識なのかもしれないが、こっちにとっては大発見だった…

ジャクリーヌ・デュ・プレ

年賀状に、相当にキザなことを書いた。キザだとは重々分かっていたが、本人は大まじめだった。抱きしめたい自分、が、この男にはある。 学生時代に、同じ夢を何度も何度もみた。 昼間、隣のイトコたちの家に、二階から入って行く。(実際に、二階から入るこ…

先生の顔が嬉しそうやった

GFへ 1月22日 記 昨日で3年生の授業が全部おわった。とは言っても、来週からも受験生たちは出てくるのだから、あまり実感はないが、ともかく終わっちゃった。 不思議な学校だったと思う。 教員になってすぐ、『坊ちゃん』を読んで、笑った。「明治時代も今…

堀田善衛『方丈記私記』

GFへ 昨夕から絶滅危惧種が寝込んでしまった。2年ほど前から、実に簡単に寝込む。また、その間隔が、最初のころは2〜3ヶ月ごと、昨年は1ヶ月おき、そして今年はもう二度目である。 別段どこがどうというわけではなさそうだから、病院にいくほどのことで…

安穏なアジアの創出

GFへ 前回の続き、だけど、話は短い。し、たぶん二三度話したことがある。 加藤周一のことばだ。 かれのことばで覚えていることが二つある。 ひとつは、座談会で、日本のあいまいさ、曖昧な革命、曖昧な近代化、曖昧な個人主義、曖昧な国体、曖昧な文化、…

かくてしもあるべきにもあらねば

GFへ 今朝は期待通りバリバリに氷が張っていた。お陰で耳が痛くて霜焼けになりそう。こんど古着屋に行って耳当てつきの毛糸の帽子を見つけよう。これからが本格的な冬だ。 散歩の途中、クリークからアオサギがふわっと飛び立った。あれっと思うと、今度は…

それぞれの醤油にはそれぞれの徳がある

GFへ センター試験初日。授業に行くべき教室は空っぽ。今日は、職員室でこれを書いている。 Fから年末の旅行記が届いた。あんがとさん。こんな記録を最初から残していたら楽だったんだが、そうじゃないところが「若さ」のよさだとも思う。 読んでいて、「…

声帯を使わない本当の肉声

GFへ 今日は、わが守護神リィの話あたりから始める。 守護神リィは御利益あらたかで、絶滅危惧種の母親がピンチだったときは、写真にお線香を毎日あげて、「おっかさんを守ってください。」と頼んだら、本当におっかさんがピンチを脱した。 そういう頼みご…

「悲の宗教」

GFへ 今朝、福岡は雪景色。気温が高いから長続きはしないだろうが、わが机から眺める裏山はけっこう美しい。そのかわり朝の散歩は大変だった。行きはメタボ母ピッピが動こうとしないので、下の公園まで抱えていった。帰りは落第坊主ガロがブルブル震えはじ…

上野誠『魂の古代学』へ

GFへ 『万葉びとの奈良』『魂の古代学』を読んだ。読んでよかった。自分のなかで何かが変わった。足下がしっかりしてきた気がする。 『万葉びとの奈良』は体中の神経が甦った。 『魂の古代学』は身体にエネルギーが湧いてきた。とくに第五章「折口信夫の誕…

『筑豊短信「ぐこう」大塚先生追悼号』の編集

GFへ 高橋和巳の文章のなかに、「あの人のお酒はいい酒だ、と評されている人の呑み方が、案外絶望の表れだったりする。」というのがあった。その前後を読みたくて探した時期もあったが分からなかった。或いは例の、「二度と繰り返したくない。それが青春だ…

『待ちくたびれた日曜日』

GFへ 上野先生への手紙を書いた。(平原綾香の連絡先はわからないまま) これで、冬休みにしたかったことは大体終わり、あとは仕事。・・・だがまるっきり労働意欲が湧いてこない。で、またグタグタ書く。 紅白歌合戦は石川リョウが出てきたところまでしか…

日本語のパラダイムは「むすぶ」を基点にして広がっている

GFへ 冬休みの報告 上野誠『万葉びとの奈良』(新潮選書)を読んだ。でかい話はなにもなく、小さな粒だった話で構成されているのが好もしい。読んでいて体中の神経が甦ったような気がしている。そういう気がしたらどうするか? あとは何もせずに布団のなか…

2011年のご挨拶

GFへ 新年明けましておめでとうございます。 今年はどんな年になるのかなぁ。実は内心では5度目の青春を期待している。なにしろこの男は欲が深〜いのだ。 一度目の青春は高校時代。いま思い出しても、よくぞ好き勝手をやらせてくれたとあの先生たちに感謝…