2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

熊野純彦『lレヴィナス入門』読了

熊野純彦『lレヴィナス入門』Ⅱ部より●自己(主体の主体性)とは〈私〉の同一性の破損である。自己はたえず自己からずれてゆく。主体性はあらかじめ破綻しており、傷ついている。 ●ハイデガーの哲学は「所有し大地に家をたてる、定住民族の運命を表現してい…

熊野純彦『レヴィナス入門』途中経過

熊野純彦『レヴィナス入門』途中経過──日常性において在るとき、私もまた「ひと」のひとりであって、「この私」としては生きていない。世界は安定した意味をもち、私はその安定性とひきかえに、「この私」としての生をなかば喪失している。──熊野純彦訳ハイ…

『17才のための日本と世界の見方』はお勧め

ずいぶん長いこと使ってきたコピー機がついに「カタッ」。前回のも、その前のも、この「カタッ」の一音で動かなくなった。途中経過がまったくない。どうも今の文明を象徴しているように思えてならない。 (『ニーチェの馬』のタル・ベーラは「世界の終焉は劫…

「恨」の国。「姦」の国。

GWはあっさり終わって、さあまた出稼ぎ。 神戸に単身赴任中前のトイメンも、先月末お父さんとひさしぶりに顔を合わせて、ほっとした。 まさに他人事なんだが、まだ奥さんのお腹が大きいころに引っ越してきたので、一人息子のことは産まれるまえからよく知…