2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ほどよい狭さと低さ

GFsへ 名前を思い出せないが、惚れ込んでいる建築家がいる。名古屋芸大などを設計した人だ。奈良の博物館もかれの設計ではなかったろうか。最初はその人の軽井沢にある別荘が気に入って写真集まで手に入れた。なんとも居心地の良さそうな建物だった。・・…

盤珪禅師の不生禅

GFsへ 玄侑宗久のことを書いているうちに、「不生禅」を思い出した。学生時代に読んだ岩波文庫なんだが、いまも本屋に置いてあるのかな? たしか当時いりびたっていた神田神保町の喫茶店ラドリオの前の古本屋に、5冊100円で山積みされていたように記憶し…

忘れる能力

GFs 2011/04/26 玄侑宗久のことが気になってインターネットに名前を入れてみた。お寺は臨済宗だった。妙心寺派とあるが、それがどんな派であるかはまったく知らない。出身高校は・・・予想どおりピンポンで、Fやsの後輩。安積だった。 かれのことが記憶…

ハナミズキが美しい

GFsへ 2011/04/25 玄関のハナミズキがなんとも美しい。今年は当たり年で咲きまくっている。ベンチに座ってタバコをふかしているだけで幸福な気分になる。草→木→石の順番になるのだそうだが、果たして? 土曜日は、『法然上人絵巻』を見始めたのだが、がっ…

筍とアサリ貝をもらった

GFsへ 2011/04/23 今週は、二日にわけてまる一日寝ていた。Fの奴め、「60すぎの知恵熱」だと言いやがる。でも、そうかもね。なんだか思春期の続きが始まったような感じなんだけど、何せ体のほうは容赦してくれない。きつい時は布団のなかで、「もう2・3…

福岡市民農園へのお誘い

GFsへ 2011/04/21 今日はひたすらぐだぐだ書きます。 昨日はまた熱が出て、まる一日布団の中。年初の異様な疲れはまだ抜け切れていないらしい。もうしばらくはこのまま寝たり起きたりの生活になりそうだ。あるいはそのまま老人ホームにいた梶原さんのよう…

堀田善衞『めぐりあいし人びと』

GFsへ 2011/04/19 堀田善衞『めぐりあいし人びと』(1991〜1992 お茶の水 山の上ホテルでの座談─集英社文庫─)のなかで、印象に残った部分をコピーします。 「私は、1947年の1月に帰国するわけですが、帰国直前の宣伝部内は、部内(蒋介石側)での利権争奪を…

美しい人にまた会えた

GFsへ 震災後あまり日がたたないとき、新聞で、がれきのなかで毛布にくるまってたたずむ女性の写真を見て、ただ「うつくしい」と思った。その写真がまた数日まえに載っている。幼稚園に通う子どもと会えなくなっていたけど、また再会できたという記事だっ…

九州産業高校の当時の校長が亡くなった

GFsへ 2011/04/17 最初に教員をはじめた九州産業高校の当時の校長が亡くなった。後輩が報せてくれたので、昨日お通夜に行ってきた。懐かしい顔にたくさん会えた。その人は高校の大先輩でもあった。 27歳のときだったと思うが、そろそろ福岡に帰らねばなる…

低気圧通過中

GFsへ 本日は低気圧通過中。公園の桜が一気に散り、消え残っている雪を見ているようだった。 何年前になるか、夜の公園にチビたちを連れていったとき、散り敷かれた桜の花びらがライトに照らされて真っ白に見え、遊びにきた子どもたちが「わーっ」と声を…

泥縄式が得意な日本人

GFsへ 2011/04/15 久しぶりに文芸春秋を買おうかと思っている。(図書館に備えてあるなら、それですませるが。) 池田彰がなにやら宗教について語っているらしい。「そんな男だったのか?」という興味がわいてきた。が、それは読んでからの話。 同じ今月…

アタシはこの人に一日でもながく生きてほしいと思ってるんです

GFsへ 2011/04/13 今日は何もしないつもりだったけど、一筆啓上。 被災者の姿をテレビでみていると、不遜ながら、「家族ちゃいいもんやなぁ」としみじみ思ってしまう。友人のタッチンにいたっては、「新聞の写真を見ているだけで涙が出てくるので、その度…

エリート教育ちゃなんですな?

GFsへ 2011/04/12 何回まえか勘定がわからないが、ノーブレス・オブリージについて書きながら、「いったいエリートに必要な能力ちゃ何か?」と考えはじめた。「エリートに必要な能力」=「リーダーシップ」というのは一種のトートロジーに過ぎない。まし…

渡邊直己歌集

GFsへ 「泥のように」眠ったときのことを書いたら、思い出した歌集があるので、報告します。 ただし、GやFには一度報告した記憶がある。 渡邊直己の戦陣歌です。自分がそれを知ったのは、たまたま「水のいのち」のCDを購入したらそのなかに、この人の…

明け方の刹那の夢

暁の一瞬の夢ケーキ職人を目指して修行中の少年の日記には、 レシピや 職場での会話や 親方の言葉や 自分をしかり励ますことばや、 その日学んだこと、 失敗したこと、 浮かんだアイディアがいっぱい詰まっている。 自分のケーキをつくり、 自分の店をもつ。…

泥のように眠る

GFsへ 「泥のように眠る」という言い方がある。疲れ果てて熟睡するということらしい。それに合うのかどうかは分からないが、布団も何もなしでゴロっとひっくり返ったとたんに、そのまま眠ってしまった記憶が2度ある。 1度目は、20か21のとき。 あること…

庶子としての自衛隊

GFsへ 新聞のアンケートによると、大半の人びとは、現総理大臣には何らかの区切り目までは仕事をさせたいと考えているらしい。見出しには「国民の厳しい目」とあるが、まるっきり厳しくない。あるいは、「だれがなっても一緒だ」ということかも知れないし…

軍人という特権階級

書呆子と電話で話していたら、「お前やオレのような独断と偏見に満ちた輩は・・」と言う。「オレのような」がくっついているから、まぁ受け入れるとして、おれハ結構おーそどっくすダト思ウケドナァ。むしろいまの世の中のほうが独断と偏見に満ちている気が…

ノーブレス・オブリージについて

GFsへ 2011/04/02 数日前、書呆子への返事を書いたあと考えていることが、まだまとまらない。まとまらないままに、もう少し考えたい。 「戦後の日本人は、ノーブレス・オブリージを失った」ことへの賛意と、その理由は前回書いたつもりだ。 特権階級がな…

「ぼくはサラリーマンになる」

GFsへ 2011/04/01 まだ小学校の低学年だったと思う。「将来の夢」というふうな題名の作文に「サラリーマンになる」と書いたのを覚えている。その理由はもっとはっきり覚えている。 学校で仲良くなったT君の家に遊びに行った。炭坑の社宅だった。遊んでい…