2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

仏は「さらき」とも言った

2011/07/31 今ごろは岳温泉で気炎をあげているころかな。それとももうくたびれて布団に潜り込んでいるのか。 だいぶ前から机で背表紙をみせていた丹羽基二『日本人の苗字』(光文社新書)をめくりはじめたら止まらなくなった。 もともと「日本人の苗字の数は…

白川静『回思九十年』(3)

2011/07/29GFsへ Fはもうバイクで出発したのかな。今回が最後のバイク・ツーリングだと言っていたが。フェリーというのはいいな。そういえば、大昔、小樽から乗り込んだ舞鶴行きのフェリーでドナルド・キーンを見かけたことがあった。めちゃくちゃに船賃…

比ガ里荘便り(3?)

2011/07/27・平野台はカナカナカナが大盛況だった。しかし、カナカナカナのつぎはもうツクツクホウシではないかしら? 山は平地よりいち早く秋の準備に入っているのか。それとも、カナカナカナとワシワシワシは棲み分けているのか。 ・たぶん、カヤクグリの…

猫に襲われた

2011/07/251、朝、目を覚ましたらもう7時。暑くなる前にと顔だけ洗って散歩に連れ出す。 以前、託児所が出来ているのに気づいた病院の脇を通ろうとすると、草むらに子猫たちがいる。「こんなところで出産したのか」と思っていたら、お母さん猫が現れて、チ…

夏休み!!

2011/07/21 本日の予想最高気温28度とあったが、たぶん25度くらいまでしか上がらなかった気がする。上も下も、ふだんより一枚よけいに着てちょうどいい。 高校は今日から野球の県大会だと楽しみにしていたら、朝の公園ではラジオ体操がはじまっていた。住ん…

白川静『回思九十年』(2)

2011/07/19 昨日はなんだか不思議な日だった。 朝5時に目がさめて、テレビをつけて、「やっぱりここまでか」と思いつつ、散歩に行きたがっているチビたちをなだめながら最後までみた。 サッカー自体についてはよく分からないので省略。 ただ、ナデシコたちを…

白川静『回思九十年』

2011/07/17 「漱石の、もっとも東洋的風韻に富むといわれる『草枕』を読んだとき、私はかつて廣瀬先生(廣瀬徳蔵。のち帝国議会議員)のところで読んだ『エイルヰン物語』のことを想い出した。それで漱石の初期の文章を調べて、漱石がこの物語について長文の…

魁皇56歳

2011/7/15 昨日だったか、一昨日だったのか、なんだかうるさくて夜中に目がさめた。おかあさんがサッカーを見ているのだった。「勝っとうよ。」 そのまま起き出して、最後までみて、せっかくだからと涼しいうちに散歩に出た。だれもいないつもりだったのに、…

題名つきの夢を見た

2011/07/13「6/5のこと」 毎日のように昼寝をしはじめて3ヶ月。世間は暑くなるいっぽうだが、体調は日増しによくなりつつある。昼寝をしても夜はまたたっぷりと眠る。その間にたくさんの夢をみているように思うのだが、「一瞬の夢」や「ある夏のおわりに」以…

白川静『初期万葉論』

2011/07/11 ″『万葉』における叙景歌の絶唱として、島木赤彦が赤人の吉野讃歌の反歌二首を「自然の寂寥相」に迫るものと称揚してから、茂吉の『万葉秀歌』にもその説を肯定し、赤人は古今独歩の叙景詩人としての名声を確立した。・・・このような讃美のしか…

『水準器』補遺

かやくぐり(茅潜・萱潜) スズメ目イワヒバリ科。 日本の固有種。 日本と千島列島南部の島々にのみ分布する。 全長14cm。 頭から背面は赤褐色で、黒褐色の縦斑があり、胸腹部はやや灰色を帯びた褐色、脇腹には濃色縦斑がある。 尾は褐色。 亜高山帯上部…

松田紀子句集『涼』

GFsへ 北部九州はどうやら梅雨明けなのかな。急に暑くなった。 これからは、汗をだらだらしたたらせながら昼寝をすることになる。といっても、「汗をだらだら」以外はいままでと一緒なんだが。 それにしても、今年はいつまでたってもセミの鳴き声が聞こえ…

『ジョルジョ・モランディの手紙』(2)

2011/07/07GFsへ 今日が七夕だということにいま気がついた。 前回のつづきです、が、話が何処にいくのやら、まだ自分でもわかっていない。 モランディが若いころ、自分がもっとも影響を受けた「伝統あるイタリアの」近代の画家としてセザンヌを挙げている…

『モランディの手紙』

2011/07/06 GFsへ 『ジョルジョ・モランディの手紙』(みすず)を唐突に読み終えた。というか、まだ続きがあるつもりで紙をめくったら、あとは注釈だった。なんだか 呆然となった。 こんな読み終わり方をしたのは、学生時代の『イワンデヴィソニッチの一…

40年前の韓国のこと

2011/7/5 その話はもうなんべんも聞いたということも多いかもしれないが、しばらくつき合ってください。なにしろ自分にとってのもうひとつの学校だったのだから。 はじめて行ったころの韓国は、ちょうど自分が物心ついたころの日本、つまり昭和20年代の日本…

(続)韓国の兄(あん)ちゃんのこと

前回の続き。 2011/06/29 前回は、みんなで焼き肉を食ったところまで。というか、その日のことはそこらへんで記憶が切れている。 いや、ひとつだけ覚えていることがある。カルタ遊びをしているときか、焼き肉を食っているときか、兄ちゃんが「どの子がいい?…

比ガ里荘だより

2011/07/01 2ヶ月ぶりに山小屋に行ってきた。ただし、急用ができて一泊したらすぐにUターン。 6月末の平野台は、6月初の尾瀬とよく似ていた。 カッコウ、鶯、ホトトギス、コジュケイ、その他の鳴き声。ただし、同じ方角から複数の鳴き声が聞こえたりしてい…