2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夏目漱石『こころ』

試験にはあまり役立たない補助プリントⅢ夏目漱石『こころ』への感想と意見 ・単純で簡単な話なのに、なぜこんなむずかしいことになるのだろう。a k ・『こころ』には生々しいほどに分かりやすくて引き込まれる表現がたくさんあった。z ・『こころ』を読ん…

はい、じゃぁまたね。

2012/11/23寸感 漱石の『老子の哲学』を読んだあと、なにやら考えている。 布団にはいったら頭が動き出す。動き出したとき浮かんでくるのは、どういうわけか三好達治の『乳母車』母よ── 淡くかなしきもののふるなり 紫陽花いろのもののふるなり はてしなき並…

漱石の『老子の哲学』

2012/11/18 漱石『老子の哲学』 前から気になっていた漱石の『老子の哲学』を読んだ(?)。 (?)がつくのは、実は中身の何分の一かは漢文の引用で、ほとんど「ながめた」というほうが適当なくらいだから。なのに報告をしようと思ったのは、その内容が「ア…

ウモテとウラ

2012/11/14(水) 家に帰ってきたら、「16日解散になったよ。」 なんだか「ウソ。」という感じだった。テレビで見たアベさんちのぼっちゃんもそんな顔だったな。瞬時にして攻守逆転。あのときのノダ氏はまるでジョコビッチみたいでかっこよかった。ノダ党に…

南原繁『形相』補遺

三谷隆正君を憶ふ 一 如月(きさらぎ)の十七日の日のゆふべ君が五十五年のいのち畢(をは)りぬ うつそみのかなしいのちをたくましき力つくして生きし君はや あり経つつ君清らかにありしかばきよらかなる死(しに)を遂げ給ひぬ ひさかたの雲ゐにひびき白き鶴(た…

月白の道

2012/11/03(土)短信 10月末の土曜日、黒崎に庄司さやかとジャンルカ・カシオーリのデュオを聴きにいった。 庄司さやかのヴァイオリンを聴いているうちに、カザルスのチェロとの類似性に気づいた。カザルスのチェロは、言葉になる寸前の人間の声のように感…