『ぼくの植え方』

2011/08/10

 信州からは、「朝晩は長袖のほうがよくなってきた」というメールが届いた。
 福岡はまだまだ暑くて、昼間は汗をかきながら眠っているのがいちばん健康的だと思うが、いま(朝8時半)はチビたちを散歩に連れていったときの(外出用の)恰好のままでいる。ということは気温が落ち着いてきたんだなと寒暖計を見ると、27度。昼間はどこまで気温があがるのか。たぶん室温は32〜33度で止まるんじゃないかという予想。セミの鳴き声ももう「やかましい」というほどではなくなってきた。
 最近うちのチビたちが大好きになったKさんと、散歩のときにまた会った。というか、Kさんの家を覚えて、そっちにしか行かない。ラジオ体操からもどってきて、「なん、あんたたち来とったとね?」Kさんはいつもポケットにジャーキーを用意してくれている。この間は、「わざわざ遠回りしてチビたちの家のほうに散歩にいったのにいなくて、戻ってきたら待っていた」と笑っていた。
 公園では、ラジオ体操のあとに、来週ある夏祭り用の踊りの練習がはじまった。ほんの小さな団地なのだが屋台を組んでの本格的なお祭りがあるので、20年ほど前に引っ越してきたとき驚いた。──チビたちは太鼓の音がにがてだから「自宅待機」──高学年のみの「花笠音頭」と全学年での「もりもり音頭」。ふたつめはNHKのみんなの歌かなにかのような気がする。「朝ご飯はなんでしょね?」という歌詞だけ聴き取れた。
 その練習をチビたちと見ていて気づいたことがいくつか。
 チビたちのオカアサンも履いているゴム製のつっかけが3分の1くらいいる。
 カンナちゃんは、団体行動がちょっとにがてらしい。
 踊りのふりつけに、いままで見たことのない動きが含まれているが、小学生たちはなんなくこなしている。
 さて、本番のときに見に行かれるかな。いつも週末なので、こっちにはいないことのほうが多かったように覚えている。

 夕食後(夜8時)の室温30度。これくらいだともう過ごしやすい。
 昼間、飯塚に帰るため筑肥線に乗り込むと、そばの女の子がすっくと立ち上がってドアのほうに移動した。ここに坐れという意味だなとわかったので有り難く坐らせてもらう。『ぼくの植え方』という本をよみたかったのです。特に、読んでもうけたというわけじゃなかったけど、読んでいて気持ちが良かったので、飯塚からの帰りは折尾経由の遠回りをして、車中で読み終わった。博多駅には市民図書館の本の返却ポストがある。これはけっこう便利。

別件
 明日はやっと畑に行ける。たぶん、ゴウヤの初収穫ができるはず。
 先週いったときにインストラクターが、「やっと来らっしゃったか。前から気になっとったとですたい。こりゃカボチャの台にゴウヤを継いどうとですな。その台から芽が出とる。カボチャもなるかもしれんばってん、どうせ食べられるようなものには育たんでっしょ。」と言う。・・・もっと早よ教えてくれよ。どうもおかしいとは思っておった。・・・で、カボチャのつるをジョキジョキ切ってしまうと、正直にゴウヤに元気が出た。
 サツマイモも収穫期にはいったのではないか。確かめてみよう。
 後は、菜っ葉がまたなくなったので、大根の種まきをするつもりだけど、ちゃんと育ってくれるか。