週末は今週も風邪気味

2012/10/19

 週末初日は今週も風邪気味。たぶん、午後からはまた布団のなかにおさまっているだろう。今日は、見たいテレビもないし、おとなしく寝ているしかない。たいして働いているわけじゃないけど、段々こういう状態になってゆくのだろうな。まだフルタイムで働いている同年代はすごいよ。Fsm、君たちのことですぞ。体力的なこともあるだろうけど、たぶん、緊張感の差が大きいような気がする。(わたくしめは、実にしまりのない状態に陥っているが、それを立て直そうという気にはまったくならない。)
 昨日も授業のあたまは漢字小テスト。最後のクラスはまじめな生徒がそろっていて、「全員合格」をすでになしとげたので、
──これからは「全員満点」に挑戦しよう。
──わあ、プレッシャーやん。
 火曜日は、あと4人だった。
 10番まで口で問題を言い終わると、いままで気がつかなかった生徒の顔がパッと明るくなった。「満点だったんだな。」
 現役だったころ、のちに他校の教頭になった男が、「先生は、小さなことに大きな喜びを感じるタイプですね。」と言いやがった。まさにそのとおり。
 小さなことに大きな喜びを感じるのが、しあわせになる極意。(ふしあわせになる極意でもあるんだが)
 いま教えている子たちには、直接的なことばを使う気はないが、早婚のすすめをしていこうと思っている。人生のはやい時期にお母さんやお父さんになって、金が足りずにヒィヒィ言いながら子育てをして、お金の有り難みが身にしみる生活をいとなんで、子どもといっしょに育ちなおす。それがいちばんしあわせに近づく方法じゃないかと見えるから。もちろんそれも、一直線にふしあわせに近づく道なのかもしれないけど、ふしあわせが怖くてしあわせになれるか!!

 いま学校の時間割係から電話。
──急で申し訳ないですけど、木曜日4限目の授業を月曜日の6限目に変えてもいいでしょうか?
 何の問題もなし。むしろ、木曜日が2限目だけになるので、「よし、市民図書館に行こう!!」見たいものが幾つかたまっているのです。松本竣介の画集。野見山暁治さんが装幀をしたという旧友小川国夫の本。(これは、どの本かわかったら、アマゾンで手に入れたい)松本竣介が挿絵を描いたり装幀をしたという小川未明の童話や林芙美子の小説。もし見つけたら図書館からいったん借りだして、近くのコンビニでカラーコピーをしてから戻すという作戦。ついに実行の秋きたる。

別件
 新米や塩うって焼く魚の味  井月    昨日の新聞より
 もと越後長岡藩士。「乞食井月」と呼ばれた。晩年を過ごした信州伊那谷(堀君の故郷はどこだった?)で明治20年66歳で没。ご機嫌なときには「千両、千両」というのが口癖だったという。
 井月の食った新米は精米だったのだろうか?玄米だったのだろうか?オレの口には玄米の味がしているのだが。
 岩波文庫から句集が出たというのだが、買うかどうかはまだ未定。