博工生の選んだ俳句
博工生の選んだ俳句(上の○数字は投票数)※複数投票制
21見上げればこんなに広い空がある 住宅(すみたく)顕信 すごく前向き。/心がすっきりする。/ふだんは当たり前すぎて見上げたりしないけど。/美しい。/とってもいい。/希望がある。/よく分からないけどいい。
/すがすがしい気持ちになった。/なぜか落ち着く/同感!/また空を見上げてみたい。/気に入った!/短い./シンプル。/空を見上げたら自分の悩みもちっぽけに感じる。/深い。/夢がありそう。
⑫いくたびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規 お母さんに同じことをきいたことがある。/何度もたずねる所が好き。/雪景色が目に浮かぶ。/先生の話を聞いて
⑩分け入っても分け入っても青い山 種田山頭火 自由なところがいい。/何か気になった。/山の景色が浮かんできた。/テンポがいい。/聞いたことがある。/何となく。
⑧豆腐屋のつばめ米屋のつばめ来る さわらき啓子 つばめの気持ちが伝わってくる。/かわいい。/つばめを身近に感じるようになった。
⑦痰一斗へちまの水も間に合わず 正岡子規 病気の辛さ。/かっこいい。
⑦病床におもちゃならべて冬籠 正岡子規 なんか寂しい感じがいい。/ほっこりする。/「冬籠」という言葉がいい。/一生懸命俳句を作っている作者を感じる。
⑦手向(たむ)くべき線香もなくて秋の暮 夏目漱石 雰囲気がいい。/心が揺れます。/漱石の悲しい気持ちが伝わってくる。/せつない。/知っていた。
⑦うしろすがたのしぐれてゆくか 種田山頭火 どんどん遠くに行くのが伝わる。/地味に犯罪的/普通の俳句と少し違う。/すっきりと読める。
⑥つばめつばめ泥が好きなる燕かな 細見綾子 「つばめ」が三回も出てくる!/ちょっと意味がわからない感じが好き。/つばめって賢い。/いいなあ。
⑥白牡丹といふといへども紅ほのか 高浜虚子 響きや表現がきれい。/やわらかい印象。/色の取り合わせがいいなぁ。
⑤月あまりに清ければ夫を憎みけり 桂 信子 愛を感じる。/なんかいいな。/女の人のほうが強い。
③たんぽぽのぽぽの辺りが火事ですよ 坪内稔典 「ぽぽ」が面白い。
④水枕ガバリと寒い海がある 西東三鬼 「寒い海」が気になった。
④朝日まぶしくもぐら平気で死ぬ 和田悟郎 どういうこと?/「平気で死ぬ」の響きがいい。/モグラまぶしそう。/生き物のはかなさ。
③つばめ飛ぶ日よ宿題を児らに課さず 樋笠 文 かっこいい!
③遠山に日の当たりたる枯野かな 高浜虚子 まず目に飛び込んできた。/すうっと読めた。
③いつか死ぬ話を母と雛(ひな)のまえ 山田みずえ 悲しい。/「死」と「雛」という地の取り合わせ。
②蛍籠(ほたるかご)昏(くら)ければ揺(ゆ)り炎(も)えたたす 橋本多佳子 光景が目に浮かんだ。/かわいい。
②咳の子のなぞなぞ遊びきりもなや 中村汀女 子どもの可愛さと母親のやさしさ。
②算術の少年しのび泣けり夏 西東三鬼 自分と重なるところがある。
②勇気こそ地の塩なれや梅真白 中村草田男 ほんとうに勇気がわいてくる。
②夏草に気缶車(きかんしや)の車輪来て止まる 山口誓子 夏らしい。/機関車の蒸気を感じる。
②炎天の遠き帆やわがこころの帆 山口誓子 なんとなく魅力的。
②蕗(ふき)の筋よくとれたれば素直になる 細見綾子
②美しい生ひ立ちを子に雪降れ降れ 村上喜代子 気持ちが美しい/「美」「生」「子」「雪」という文字が心に残った。/とてもきれいな子なんだろうな。
①どこからが恋どこまでが冬の空 黛まどか かわいい。
①乙鳥(つばくら)はまぶしき鳥となりにけり 中村草田男
①子を抱くや林檎(りんご)と乳房相抗(さか)ふ 中村草田男 子どもの迷っている姿がかわいらしい。